東京都調布市を走行中の京王線特急電車内で起きた事件で、服部恭太容疑者(24)が殺人未遂容疑で逮捕されました。はっとりきょうた容疑者は車内で次々と刃物で人を刺し、緊急停止した国領駅ではライターオイルを撒いて座席に火をつけた疑いです。
服部恭太容疑者の顔画像を特定するため、早速Facebook(フェイスブック)を調査しました。
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服部恭太のfacebook顔画像
10月31日午後8時前、東京都調布市を走行中だった京王線特急電車で「刃物を持った男がいる」と110番通報がありました。殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)は、刃渡り30cmほどのナイフで次々と乗客を切りつけるなどし、1人が重体、16人が重軽傷を負いました。
警察の調べに対して服部恭太容疑者は、「人を殺して死刑になりたかった。2人以上殺せば死刑になると思った。小田急線の事件を参考にした」と供述しています。
- 名前:服部恭太(はっとりきょうた)
- 年齢:24歳
- 住所:不明
- 職業:職業不詳
- 容疑:殺人未遂
早速「服部恭太」をフェイスブックで検索します。

すると3件のfacebookアカウントがヒットします。服部恭太容疑者の顔画像は既にツイッターにて特定、拡散されており、上記2番目と3番目のアカウントは顔写真が一致しないため別人のものと分かります。残りの1番上のフェイスブックアカウントをチェックしていきます。

ご覧の通り「服部恭太」という名前だけの登録で、写真を含め一切投稿はありませんでした。ちなみに唯一確認できる1人の友達については同じ”服部”の名字で、もしかしたら親族の方ではないかと思われます。

しかしながら確実な証拠が何もないため、こちらのFacebookアカウントも服部恭太容疑者本人のものと特定はできませんでした。更に顔画像を特定するため他のSNSも調査していきます。まずはTwitterから。

1件のTwitterアカウントがヒットしましたが、こちらのアカウントは九州在住となっています。服部恭太容疑者の住所についてはまだ明らかにされていないので本人のものと確信はできません。いずれにしてもこのTwitterアカウントには本人と思われる顔画像の投稿はありませんでした。次にInstagramも調べます。

ローマ字含め4件のインスタアカウントがヒットしました。まず1番目と2番目についてですが、アカウント名が一致しているため両方同一人物だと思われます。しかしながら本人の顔写真の投稿がないため服部恭太容疑者のものと特定はできません。
また3番目と4番目のアカウントについても顔画像の投稿はなく、可能性はあるものの服部恭太容疑者本人のものと断定はできませんでした。
服部恭太容疑者の顔画像についてはTwitterにて特定されていました。
— ぴかちゅう (@pikachu0722) October 31, 2021
#京王線
犯人確保の瞬間 pic.twitter.com/G9SwjpinWd— official kmtYB💥 (@officialMT9) October 31, 2021

茶髪の短髪に、メガネ、目は一重で鋭く、眉毛も剃っているように見えます。服装は緑色のシャツにネクタイ、青色の上下のスーツに紫色っぽいコートを着て黒いマスクをしていました。
追記:服部恭太のfacebook判明
服部容疑者は「6月ごろに仕事でトラブルがあってやめた。友人ともうまくいかず、人を殺して死刑になりたいと考えた」と説明。住んでいた福岡県を6月に離れ、神戸市や名古屋市を転々とした後、事件の約1カ月前から東京都八王子市のビジネスホテルに宿泊していた。
―毎日新聞
服部恭太容疑者は「福岡県出身」であることが明らかになりました。もう一度検索結果のフェイスブックアカウントに戻ってチェックすると、一番下のアカウントは「福岡市在住」でした。

男性の写真をアップして逮捕時の服部恭太容疑者の写真と比べてみると、髪の毛の生え際の形が見事に一致していることが分かります。

よってこちらのfacebookアカウントが服部容疑者本人のものであったと判明しました。そして文春オンラインによって新たに公開された服部容疑者の高校時代の写真がこちらです。

やはり生え際の形に特徴がありますね。メガネの形もフェイスブックの写真と一致しています。Facebookに投稿されていたただ一枚の上記写真に一緒に写っているのは元カノでしょうか。プリクラの背景には「ANNIVERSARY LOVE LOVE DATE!!!2017.01.12 THU.」の文字があります。服部容疑者が20歳ごろの写真と思われます。
高校を卒業してしばらくした後に働いていたというマンガ喫茶の元同僚は、以下のように語っていました。
「当時、彼には仲のいい彼女がいました。どちらも目立たない、地味なカップルという感じでしたが、彼女のことがすごく好きだった。硬派ぶっていたのか、グラビアや女優には興味がない、という感じでしたね。でもある時その彼女と別れてしまったんです。それからはちょっと変というか、元気がない、病んでいるような様子で、別の同僚も心配していました」

恐らくフェイスブックの彼女と同一人物でしょう。
服部恭太容疑者は彼女と破局後、マンガ喫茶に来たお客さんを盗撮して警察に事情を聞かれるという「盗撮事件」を起こしていました。おそらく示談になったとの話ですが、勤務先はクビになりました。
「仕事で失敗をして友人関係もうまくいかなくなり死にたくなった。」と供述している服部容疑者は、つい最近にも4年前の出来事と同じような経験をしたのでしょうか…。
「ジョーカー気取った小心者」

事件が起きたのは10月31日でハロウィンだったこともあり、服部恭太容疑者はその出で立ちから「バットマンのジョーカーの仮装をしていた」と拡散され、複数メディアでも同様に報じられています。
服部容疑者はバットマンのジョーカーの仮装をしていて、犯行後、車内のシートに座っていて駆け付けた警察官に対し、暴れることなく、「刃物を捨てろ」と言われると、刃物をシートに置き、所持品の検査に応じていました。
ジョーカーは犯罪の首謀者として描かれ、歪んだユーモアを持つサイコパスとして登場した。
バットマンの最大の敵として名高いジョーカーは、“Clown Prince of Crime”(犯罪界の道化王子)、“the Jester of Genocide”(虐殺する宮廷道化師)、“the Harlequin of Hate”(憎悪するハーレクイン)、“ace of spades”(スペードのエース)など様々なニックネームで呼ばれる。

服部恭太容疑者は犯罪界の道化王子とも呼ばれるジョーカーに扮し、強くなったつもりにでもいたのでしょうか。どうせなら顔まで完璧に仕上げてほしかったと思いますが。当日がハロウィンだったために、近くに乗っていた乗客も「ハロウィン帰りなのかな」と軽く思っていたのかもしれません。そして刃渡り30センチの刃物を取り出しても小道具なのかと勘違いしたかもしれません。
こやつが
京王線の犯人です右手にナイフ
左手にタバコめちゃくちゃ手は震えてたとにかくこいつにむかつきました
すごくみんな必死に逃げて
僕がみんなに窓から出ろ言い死にものぐるいでみんなででてたこいつの前まで来ました本当に許せなかった
殴りたかったです
#京王線#京王線刃物#犯人 pic.twitter.com/fdlLN9nj1Z— 生形たけし (@takahashi9811) October 31, 2021
そしてもう一度服部恭太容疑者の動画を見てみると、タバコを持つ左手がブルブルと震えていることが分かります。大きく見せている反抗的な態度とは裏腹に、これは間違いなく自分がやらかしてしまった事態を振り返り怯えている証拠でしょう。中途半端なコスプレをして、中身はただの小心者です。

言うほどジョーカーの姿してないじゃん

>服部容疑者はバットマンのジョーカーの仮装をしていて
どこが?
しかも偉そうに足を組みタバコを吸い始めますが、よくみるとタバコはただふかしているだけです。もしかしたら見学者へのただの見せつけで、タバコなど今までに吸ったこともないのかもしれません。強がっている姿が目に余ります。本当に腹立たしい。

どうでも良いけど、たぶんタバコの煙を肺に入れてないね

イキってタバコを吸ってるけど、ふかしてるだけじゃねーか
クソ笑った
小田急線の刺傷事件を参考にした
警視庁によると、服部容疑者は容疑を認めていて「人を殺して死刑になりたかった。2人殺せば死刑になると思った」と供述しているほか、8月に小田急線で乗客が切り付けられた事件を参考にしたと話しているということだ。
警察の調べに対して服部恭太容疑者は、「小田急線の刺傷事件を参考にした」と供述しています。
東京都世田谷区で6日夜、小田急小田原線の車内で乗客が刃物で刺されるなどした事件で、警視庁成城署特別捜査本部は7日、乗客の20代の女性を殺害しようとしたとして、川崎市多摩区の職業不詳、対馬悠介容疑者(36)を殺人未遂容疑で逮捕した。
捜査本部によると、同容疑者は「約6年前から幸せそうな女性を見ると殺したいと思うようになった。誰でもよかった」などと供述。「列車は途中で乗客が降りられず逃げ場がなく、大量に人を殺せると思った」とも供述しており、捜査本部が詳しい動機や経緯を調べている。
2021年8月6日午後8時半ごろ、小田急小田原線の電車内で20代の女性が刃渡り20センチの刃物で背中や胸などを刺され重傷を負いました。殺人未遂容疑で逮捕されたのは、川崎市多摩区の職業不詳、対馬悠介(つしまゆうすけ)容疑者(36)です。

- 「誰でもよかった」
- 「大量に人を殺したかった」
- 「6年ぐらい前から幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思った。(殺すのは)誰でもよかったので、勝ち組っぽい女性を狙った」
- 「大学時代にサークル活動で、女性から見下された。出会い系サイトで知り合った人ともうまくいかなかった。勝ち組の女性を殺したいと思うようになった」
対馬悠介容疑者はこのように供述していました。
「人を殺して死刑になりたかった。2人殺せば死刑になると思った」という服部恭太容疑者の犯行動機と重なるところがあります。
「電車に乗り込んだ対馬容疑者は、持っていたトートバッグから牛刀を取り出し、先頭車両(10両目)から7両目に移動しながら乗客を切りつけっていったようだ。実際に切りつけられたのは4人だが、それ以外にも殴られるなどして、男性5人と女性5人の乗客計10人が重軽傷を負っている。 しかし途中で牛刀の柄が折れたため、トートバッグにいれていたサラダ油を取り出し、周囲に撒いた。チャッカマンで火をつけようとしたが上手くつかず、位置情報がバレないように慌ててスマートフォンを投げ捨て、現場から逃走した」(捜査関係者)
また対馬悠介容疑者は事件当時、持っていたサラダ油を取り出して周囲に撒き火をつけようとしましたが上手くつきませんでした。これに対して服部恭介容疑者は、こう供述しています。
服部容疑者は刃物は通販サイトで購入し、液体はライターオイルと説明。「小田急の事件では、サラダ油で火がつかなかったからだ」と供述している。
―産経新聞
「ライターオイルを使って火をつけた」といえば、つい最近起きた山梨県甲府市の放火事件が思い出されます。逮捕された19歳の少年は、好意を寄せていた女性の両親を殺害した後、ライター用のオイルで火をつけたと供述していました。服部恭太容疑者は火をつける方法としてこの事件も参考にしていたのかもしれません。
東京都調布市京王線国領駅に刃物男 乗客刺傷事件の概要
逃げ場のない電車内でまた凶行が起きた。東京都調布市を走行中の京王線の電車内で31日夜に発生した事件。8月に小田急線で起きた事件と同様、乗客が刃物などで無差別に襲われ、車内に火が放たれた。
殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのは、住所・職業不詳の自称・服部恭太容疑者(24)。紫色っぽいスーツに緑色のシャツ、黒っぽいコート姿で、同じ電車に乗り合わせた中央区の会社員男性(22)は「最初はハロウィーンの演出かと思った」と話した。
―讀賣新聞
<事件概要>
- 日時は2021年10月31日午後8時前
- 場所は東京都調布市を走行中の京王線特急列車の電車内
- 複数の乗客が男に刃物で刺され、さらに男は座席にライターオイルを撒いて火をつけた
- 車両は国領駅に緊急停車し、乗客は窓から外に脱出して非難した
- 殺人未遂容疑で逮捕されたのは住所・職業不詳の服部恭太容疑者(24)
- 服部容疑者はバットマンのジョーカーの仮装をしていて、犯行後車内のシートに座っていてタバコを吸い始めた
- 駆け付けた警察官に対し、暴れることなく所持品の検査に応じた
- 事件に使用された刃物は刃渡り20~30センチほどだった
- 右胸を刺された70代の男性は意識不明の重体で、このほかに16人が重軽傷を負った
- 警察の調べに対して服部容疑者は、「人を殺して死刑になりたかった。2人以上殺せば死刑になると思った。小田急線の事件を参考にした」と供述している
追記:服部恭太の足取りと新供述が明らかに
警視庁によりますと、まず服部容疑者は午後5時ごろ、東京・八王子市の京王八王子駅から京王井の頭線の渋谷駅まで電車に乗ったことがわかっています。
「10月31日はハロウィーンだから電車に人が多くいると思った」と供述している服部恭太容疑者。事件当日午後5時ごろに、東京都八王子市の京王八王子駅から京王井の頭線の渋谷駅まで電車で移動していたことが新たに分かりました。ということは服部容疑者の自宅は京王八王子駅近くなのでしょうか…。
渋谷で一度電車を降りた理由については、「ハロウィーンの様子を見たかった」「ハロウィーンは人が多く集まるので、どのくらい人がいるのか興味があった」と話しています。
そして渋谷駅を降りた30分後には再び渋谷駅から電車に乗り調布駅まで戻って、その後調布駅から京王八王子発新宿行き特急電車に乗ってすぐに犯行に及びました。

京王八王子発新宿行き特急電車は調布駅を出ると明大前駅まで10分弱止まりません。服部恭太容疑者は乗客がすぐに逃げられないようわざとこの車両を狙った疑いです。
<服部恭太容疑者の新供述>
- 「仕事や友人関係がうまく行かず、死にたいと思ったが、自分では死ねないので死刑になろうと思った」
- 「6月頃から大量殺人をしようと思っていた」
- 「ジョーカーに憧れていた。犯行の勝負服として買った」
- 「ハロウィーンだから電車に人が多くいると思った」
さらに、今年9月末に福岡県から上京してきたとみられる服部容疑者は、「人をたくさん殺すのには東京がいいと思った」と供述しています。
追記:服部恭太の行動
服部恭太容疑者は10月31日午後7時50分過ぎ、調布駅で京王八王子発新宿行き特急電車(10両編成)に乗車します。7時54分に電車が発車してすぐ、乗っていた3号車で座席に座っていた70代男性の目に殺虫剤を噴きかけた後、右胸を刃渡り約30センチほどある刃物でいきなり刺しました。
服部容疑者が持っていた刃物は調理用の包丁ではなく、西洋ナイフのようなものだったといいます。血の付いたナイフを周囲にちらつかせながら終始無言で車両内を歩き、6両目の5号車に移ると、ペットボトルに入ったライターオイルを座席シートにまいて着火。
その後警察が駆けつけた際には後方の2号車に移動しており、刃物を持ったまま座席に座りタバコをふかし始めました。

服部恭太のフェイスブック

「死刑になりたかった」という身勝手極まりない理由で罪のない人々を次々と刃物で切り付け、殺害しようとした服部恭太容疑者の行為は絶対に許されるものではありません。このような価値のない人間を今後野放しにすることは絶対にあってはならないことで、服部容疑者には極刑が下されることを切に願います。
今後服部恭太容疑者のfacebook等SNSが判明することがあれば、随時追記していきます。

「死刑になりたかった」という人ほど、本当は死ぬのが怖いんだと思う。
本当に死にたいと思うならもう勝手に死んでるはず。
巻き込まれてしまった人は本当に気の毒。
早い回復を祈ります。
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