知床観光船

小山昇は元”犯罪者”「桂田精一に悪天候出航を指示していた」

koyamanoboru_shiretoko

(有)知床遊覧船の桂田精一(かつらだせいいち)社長は、株式会社武蔵野の代表・小山昇(こやまのぼる)氏のコンサルティングを受けていました。

小山昇氏について調べると、自分は「元犯罪者」と公言していたことや、知床観光船事故に関わっていた真実も新たに分かってきました。

【関連記事】

知床観光船の救命胴衣は「チョッキ型の腕を通すだけのもの」

知床遊覧船がブラックな理由「船長は日給8000円のアルバイトで寮費と食事代は自己負担」

河口洋介さん(香川県丸亀市)「坂出市役所の生活環境課」知床観光船被害者

橳島優さん(千葉県松戸市)「筑波大卒JR貨物勤務」知床観光船被害者

加藤七菜子ちゃん(東京都葛飾区)「小柄なかわいらしい年少さん」知床観光船被害者

小池駿介さん(福島県会津若松市)「会津の経済界を支える人」知床観光船被害者

林善也さん(佐賀県有田町)「不動産会社会長」知床観光船被害者

加藤直幹さん(東京都葛飾区)「IT企業のエンジニア」知床観光船被害者

鈴木智也さん(北海道帯広市)「珍走団バイクで爆音かますDQN」知床観光船被害者

小山昇は元”犯罪者”

小山 昇(こやま のぼる)

1948年生まれ

中小企業のコンサルタント業務と、ダスキンのフランチャイズ事業を行う株式会社武蔵野の代表取締役社長

出身:山梨県

学歴:東京経済大学経営学部卒業

以下は2016年掲載DIAMOND online記事「小山昇 武蔵野からついに出た『犯罪者の正体』とは?」より

<武蔵野からついに出た「犯罪者の正体」とは?>

私が株式会社武蔵野の社長に就任したのは、バブル絶頂期の1989年です。
当時の武蔵野は、とにかく猛者揃い。学歴も高く、中卒が2人で、残りは限りなく中卒に近い高卒でした(笑)。幹部の16人中5人は、元暴走族でした。

「多摩地区全域をシメていたスケバン」も、「世代を超えた伝説の特攻隊長」として名を馳せた強者もいた。
アロハシャツにバミューダパンツで出社し、営業車に乗ってサーフィンに出かける社員もいました。
また、あろうことか、営業社員の20%は、社内でなんらかの不正に関わっていました。

当時の社員は不良ばかりで、仕事熱心とは言いがたかった。
けれど、そんな彼らが、唯一「戦力」として活躍するときがありました。
どんなときだと思いますか?

ライバル会社との「縄張り争い(シェア争い)」のときです。
今だから書けますが、当時はこんな毎日でした。

ライバル会社の営業車を見つければ、いたずらをする。
前後左右をわが社の車で取り囲んで動けなくする。
ライバル会社の営業マンを見つければ、尾行する。

武蔵野の縄張りに近づいてきたら、
「こちら側に一歩でも入ってきたら、どうなっても知らない。けれど、今すぐ引き返せば、何もしない」と脅しをかける。

ライバル会社のオフィスに、「野球」をやりにいった社員もいます。
敵陣に押しかけて、「みなさんと一緒に、野球をやりにきただけですから」と言いながら、バットを振り回す。
そして、「これからは、1000円のマットを500円で扱わないでね。よろしく!」と宣戦布告する。

25年前の話でもう時効ですが、わが社の社員は、武闘派ばかりでした。
普通の会社の社長なら、「警察沙汰にでもなったらどうしよう」「犯罪者が出たらどうしよう」と怖じ気づいたでしょう。

けれど、私はまったくうろたえなかった。
なぜなら、私こそ、社内一の武闘派だったからです。

「ライバル対策は、武蔵野のお客様を守るための活動だ」
と屁理屈をこね、
「捕まっても助けてやるから、思う存分ライバルを潰せ」
と言って社員をたきつけたのは、社長の私です。

シェアを奪うためには無茶もたくさんしましたが(私たちも、ライバル会社から同じような仕打ちを受けました)、社員が警察に捕まったことも、ライバル会社から訴えられたこともなかった。犯罪者も出ていない。
元暴走族と言ってもバカではありませんから、やっていいことと、やってはいけないことのギリギリの線引きはわきまえていました。

ところが、驚いたことに、たったひとりだけ、犯罪に手を染めた人物がいた。
武蔵野は「日本経営品質賞」(公益財団法人日本生産性本部が創設した企業表彰制度、武蔵野は日本で初めて2度受賞)へのチャレンジを機に(1997年)、社員教育にさらに力を入れ、大きく変わりました。
今では、卑怯な手を使うことも、腕力に頼ることもありません。
でも、その人物だけは、数年前まで、罪を犯し続けていました。

「その人物」とは、いったい誰だと思いますか?
何を隠そう、武蔵野の社長、小山昇です。
犯罪を犯していたのは、「私」でした。

犯罪と言っても、刑法や民法で裁かれるような犯罪を犯していたわけではありません。
私の罪状は、言うなれば、
「社員の残業を容認した罪」

けれど、当時の私には、「犯罪を犯している」という意識はありませんでした。
なぜなら、
「残業は、減るはずがない」
「社員が遅くまで仕事をするのは当然だ」
「残業を減らせば、会社の利益も減ってしまう」
と思い込んでいたからです。

でも、私の考えは間違っていました。
残業が増えれば、人件費や固定費が増えて、会社の経営を揺るがします。
残業が増えれば、訴訟リスクが増えます(→本書に飲食店の実例あり)。
残業が増えれば、社員の健康を損ないます。
残業が増えれば、新卒社員がどんどん辞めていきます。

私は、会社にも社員にも、大きなリスクを負わせていたのに、残業を防ぐ努力をまったく怠っていた。
実際に、「社員の残業を容認した罪」という罪状はありませんが、これは、犯罪と同じです。

私は常々、経営サポート会員(武蔵野がコンサルティングをしている会社)を集めては、「社長の無知は犯罪である」と説いていたのに、そんな私が罪を犯していたのだからお恥ずかしい限りです。

株式会社武蔵野は1956年創業。現在は基盤となるダスキン事業に加えて、全国の企業経営者のコンサルタント事業を行っています。

以前のDIAMOND掲載記事で小山昇氏は、自らを「犯罪者」だと公言していました。その内容は、「社員の残業を容認した罪」でした。(刑法や民法で裁かれるような犯罪ではない)

今となっては多くの企業の経営サポートを行い信者も多いといわれる小山昇氏ですが、かつての自分も無知だったとし、「どん底からでもこんなに這い上がれるんだ」という事を主張することで「だからあなたもできる」と相手を洗脳させる…これも一つの小山氏のやり方なのでしょう。


小山昇は「知床遊覧船に悪天候出航を指示していた」

2017年夏、私は妻と世界遺産の知床に行きました。
宿泊は、経営サポート会員でもある有限会社しれとこ村(北海道、旅館業)。

いい宿ですが、桂田精一社長は有名百貨店で個展を行うほどの元陶芸家で、突然ホテル経営を任され、右も左もわからないド素人。
運よく何もわからないから、小山にアドバイスされたことは「はい」「YES」「喜んで」ですぐ実行した。

知床観光船が売り出されたとき、私は、
「値切ってはダメ! 言い値で買いなさい」
と指導した。

世界遺産のなかにあるホテルが売り出されたときも、
「買いなさい。自然に溶け込む外壁にしなさい」
と指示した。

すると、赤字の会社があっというまに黒字に変わった。
ただ、ところどころでもったいないところがあった。

当時の旅館の名前「国民宿舎桂田」も無味乾燥で、お客様がラブストーリーを感じない。
「夕映えの宿」と知床らしい名前に変えるべきとアドバイスした。

知床の冬は寒すぎて客数が減りますが、それなら寒さを逆手に取って、外にテントでも張ってマイナス20度の世界を体験できるプランを販売すればいい。
ハイボールも、普通の氷の代わりに氷柱(自然の氷柱は保健所が許可しないので人工でつくった氷柱)を使えば、倍の値段で売れます。私は観光で行ったはずなのに、結局、経営指導して帰ってきました(笑)。

DIAMOND online(記事は既に削除済み)

shiretokoyuransen

小山昇氏の経営サポート会員である有限会社しれとこ村。そして今回事故を起こした観光船の運航会社「知床遊覧船」はしれとこ村のグループ会社です。運営統括責任者の欄には桂田精一氏の名前が記載されています。

小山昇氏は2017年に知床を訪れた際、桂田精一氏に指導していたことを自ら記事にし残していました。知床観光船が売り出されたとき、「値切ってはダメ! 言い値で買いなさい」と指導したといいます。

 「KAZU I」を運航する会社「知床遊覧船」は、数年前、経営者が今の社長に代わっています。

元船長は、その影響で、長く勤めていた従業員の多くは契約が解除されたと証言します。

北海道放送

数年前に知床遊覧船の元社長が何らかの理由で会社を手放した際、桂田精一氏に「言い値で買え」と指示していたのは小山昇氏でした。その後、当時勤務していた船長などベテラン従業員を一斉解雇するよう指示したのも小山昇氏だと言われています。

当時の様子を小山昇氏は自身のツイッターに投稿していました。

世界自然遺産の知床半島に来た。しれとこ村桂田社長に知床に来て下さいと言われて、一生行かないとキッパリ断った。カバン持ちで妻も同席の食事時に、知床に来て下さいと言われて、実現した。昨日、アレコレと指導中心のスケジュールになった。

知床遊覧船で海上から知床半島を大迫力で観る。ヒグマに出会えた。海岸付近にある3つの岩の右上に見える黒いのがヒグマです。5頭もいた。晴れている時より、会える確率が高いそうです。霧が晴れて景色を取るか?霧がかかってヒグマを取るか?個人的にヒグマです。船内で、集客の勉強会です。

実際に知床観光船に乗船した小山昇氏は「霧が晴れて景色を取るか?霧がかかってヒグマを取るか?個人的にヒグマです。」とツイート。これはつまり、ヒグマを推した方が集客できるから霧がかかっているような悪天候でも出航しろと言っていると捉えられます。


https://www.shiretoko-kazu.com/

小山昇氏の指示を受けて、「知床遊覧船」のホームページ内容も”景色よりもヒグマ”を推した内容に変わっています。

気象条件が悪い中、なぜ船を出していたのか。去年解雇されたという元従業員は、社長の指示があったのではないかと感じています。知床遊覧船の元従業員:「(社長は)海のことは分からない人だから、船の形状できょうの波だったら他社のは行けるけど、うちのは行けないとかある。そういう時に『何で他は走っているのに』とかはあった何回も」。

HTBNEWS

事故が起きた23日は、多くの漁船が出航を断念するような悪天候でした。「知床遊覧船」の観光船「KAZUⅠ(カズワン)」はその悪天候にもかかわらず、漁師さんたちの助言も無視して海に出て行ったといいます。そしてこの日カズワンの豊田徳幸船長は、社長の指示で出航を決めたではという元従業員の声もありました。

小山昇氏のツイートが証明しているように、桂田精一社長は小山氏から、乗客にヒグマを見てもらうため悪天候でも出航するよう指示・洗脳されていました。その「お客様よりもお金」と小山氏から洗脳されていた桂田社長が、今回もカズワンの豊田徳幸船長に出向を指示したことは明白な事実と考えて間違いないでしょう。

RELATED POST