ニュース・事件

鈴木純一さん人情「医師の誇り、日本の宝」患者家族の生の声まとめ

suzukijyunichi-doctor

埼玉県ふじみ野市の住宅に立てこもり、人質に取られていた男性医師・鈴木純一(すずきじゅんいち)さん(44)が、無職の渡辺宏(わたなべひろし)容疑者(66)に散弾銃で撃たれて亡くなりました。

鈴木純一医師は生前どのような人物だったのでしょうか。その人情について、実際の患者家族の生の声をまとめました。

鈴木純一さんの人情は… 患者家族の生の声まとめ

 埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた立てこもり事件で、人質となっていた医師の鈴木純一さん(44)が、撃たれて死亡した。在宅医療に携わっていた鈴木さんは多くの患者に頼られていた。東京パラリンピックの聖火リレーでは、患者の依頼を受けて伴走もしたという。

朝日新聞

身勝手な一人の男の犯行によりまた突然失われた一人の医師の命…。生前には東京パラリンピックの聖火リレーで伴走する鈴木純一さんの映像が残されていました。

鈴木純一さんは渡辺宏容疑者の母親の担当医で、渡辺宏容疑者と何らかのトラブルがあったとされていますが、鈴木純一さんは患者に恨まれるようなひどい人間だったのでしょうか。鈴木純一さんについて書かれた記事に寄せられた、実際の患者家族から等の生の声をご紹介します。

家族を看取っていただきました。
患者と家族に寄り添って頂き、今も感謝の言葉しかありません。
先生と御家族の無念を思うと泣けてきます。

犯人に呼び出されたとのこと、きっと誠意を尽くして説明しに行かれたのでは…と思います、、悔しいです。

母の最期を見ていただいた先生でした。
患者だけでなく、家族のことまで考えて寄り添って下さる先生でした。朝も夜も何かあればすぐに駆け付けてくれ、沢山の患者さんを見ているのにいつ寝ているのかと家族みんなで心配するほどでした。人間味溢れる方で、鈴木先生が来て下さるだけで、その場が明るくなりました。とてもいい先生でした。ご家族のことを考えると心が痛みます。

父を鈴木先生に看取っていただきました。
非常に気さくで優しくて明るくて、医者嫌いの父も鈴木先生のことだけは最期まで信頼して、先生が家に来ることを楽しみにしていました。
父が亡くなったときに私たち家族にかけてくださった温かいお言葉、しばらくした後もお忙しいのに電話をしてきてくださったり、本当に温かい方でした。

今朝、ふじみ野で医師が人質の立てこもり事件と聞き、とても嫌な予感がした。かつて母の訪問診療でお世話になっていた医院が頭を過った。「まさかね…」と祈る気持ちで早く解決するといいな…と遠い場所での出来事だと思ったのに…。本当に富士見在宅クリニックの鈴木先生だったなんて…。母の「自宅で最後を迎えたい」という願いを親身になって聞いて下さった事、介護で不安だらけの私に沢山のアドバイスを下さった事、感謝してもしきれません。心よりお悔やみ申し上げます。

鈴木先生には、病院勤務時代に上司として色々教わりました。
勤務から、在宅にうつられたという話も聞いており、きっと一生懸命元気に仕事してるんdろうなと思っていました。それを、このような形で近況を知るなんて本当に切ないです。一緒にご飯を食べたり、悩んだりそういったことをもうできないと思うと本当に寂しいです。人柄も本当に素晴らしく、誰からも愛される医師でした。
本当に鈴木先生に教わったことが糧になっています。先生の顔に泥を塗らないように立派に頑張りたいです。ご冥福をお祈りいたします。

5年前に亡くなった母も、鈴木先生から訪問医療を受けていました。
凄く優しくて患者に寄り添い家族にも寄り添ってくれて、鈴木先生がいたから頑張れました。
それなのに、悔しくて、ショックで涙が出てきました。先生のご冥福お祈りします



ちょうど一年前に、鈴木先生には父の在宅診療の際大変お世話になった。凄く患者や患者の家族に寄り添ってくれて、不安や悩みに親身に答えてくれた。
そんな先生にこんなことが起こるなんて…
怒らせるようなことをする先生にはとても思えない…
ショックすぎます…

数年前に父を看取っていただいた先生です。あまりのことに言葉もありません。
父は先生が訪問してくださることをとても楽しみにしていました。いつも大きな声でにこやかに挨拶されて、その場がぱぁっと明るくなりました。私たち介護する側のこともいろいろ慮って下さり、精神的にも支えていただきました。本当に誠実な方でした
ご家族や関係の方々のお気持ちを考えると胸が潰れる思いです。そしてなぜこんなことになってしまったのか、悔しくて仕方ありません。

去年の5月に祖母を診ていただきました。
家族に寄り添っていただき、患者の気持ちになって考えてくださる本当に本当に素敵な先生でした。
残念で悲しくて非常に辛いです。

ご冥福をお祈りします。

病院嫌いな母を診ていただいてました。
あんなにお医者様に対して毛嫌いしていたのに、鈴木先生だけは受け入れた母。
おかげでしっかりと病名もはっきりし、治療方針もしていただき大変感謝しております。
いつも元気を頂いてました。
突然すぎて…。
先生がいなくなって困る人がいっぱいいる。
私もその中のひとり…。
患者に寄り添い、その家族にも寄り添ってくれる先生。感謝しかありません…。

初めてコメントします。
先生のお写真を拝見して驚きました。数年前、父親の在宅医療でお世話になった鈴木先生だったからです。本当に信じられない…こんな酷いことはありません。鈴木先生は常に明るく元気で、患者である父の想いと家族と気持ちを汲んでつねに最善かつ優しくあたたかい治療と姿勢、言葉をくださいました。本当にかなしくて残念でしかたありません。

非常勤で勤めていらした病院で、先生にお世話になっていた者です。
ずっと勤務医だと思っていましたので、とても驚きました。

お仕事がとても大変だったと思うのにいつも明るい笑顔、元気な声と笑い声。
先生にお会いするのが楽しみだった患者さんが多かったと思います。
診療中に笑い声が聞こえてきたり、笑顔で診察室を出られる方も多かったです。

診療の予約が入っているのですが、もうお会いすることはできないのですね。
ただただ悲しくてたまりません。ご冥福をお祈りするだけです。

 

実際に鈴木純一医師に家族を診てもらった、あるいは鈴木先生と面識のある人々のこれらの生の声を見ると、鈴木先生は誰かから恨みを買うような人間ではないと断言できます。つまり、渡辺宏容疑者が異常だったということが明らかです。


鈴木純一さんは「医師の誇り、日本の宝」

地元の東入間医師会・関谷治久会長は以下のようなエピソードを明かしました。

関谷治久会長:「新入会員のあいさつの時に、彼(鈴木さん)は術衣で来た。首に聴診器をぶら下げてきた。普通なら背広とネクタイで来るが、彼は『在宅医療がしたい』と。食事の時間も呼び出され、睡眠時間も短い、いつ呼び出されるかもしれない。『理事会であいさつしている時にも呼び出されるかもしれない』と」

鈴木純一さんは非常に責任感が強い人だったと話します。さらに、「(鈴木さんは)在宅医療の根幹が揺るがされるような大きな存在だと思っています」と鈴木さんの人間性や偉大さについて語りました。

鈴木先生はコロナ禍の中一人でも多く助けたいと訪問診療をしていて涙ながらにテレビのインタビューに答えていた。医師の誇りですよ。日本の宝を失ったら駄目ですよ。

以前出演したというNHKの特集番組では、入院できずに自宅で療養するコロナ患者の自宅を訪問して診療する鈴木純一医師の姿が捉えられていました。一人でも多くの命を助けたいと涙ながらに話していた鈴木先生の姿は多くの人を感動させ、多くの人の目に焼き付いていました。

365日1日も休みなく、自分の時間も寝る間も惜しんで患者の診察に当たっていた鈴木純一医師。患者に呼び出されれば、移動中におにぎりを食べながらすぐに駆け付け診察、患者の家族の悩みを真剣に聞き、手を取って安心させていたといいます。

まさに鈴木純一さんは日本の誇り。日本の宝でしょう。なぜこのような素晴らしい人物が命を奪われなければならなかったのか。渡辺宏容疑者が本当に憎くて仕方ありません。

胸を一発散弾銃で撃たれたという鈴木医師。苦しみながら、激しい痛みに耐えながらも、沢山の患者さんの顔が頭に浮かんでいたことでしょう。自分がここで死ぬわけにはいかないんだと…もがいて…。

もう自分はだめだと悟った時、どれだけ無念だったか…悔しかったか…。きっと涙を流していらっしゃったに違いありません。もっと生きたかったでしょう。鈴木先生を待っている患者さんのもとをまた訪れて「もう大丈夫ですからね」って、励ましたかったことでしょう…

本当になんて辛すぎる事件…。涙が止まりません…


鈴木純一さん勤務先は「みずほ台病院」と「ふじみ野在宅クリニック」


こちらは「特定医療法人 橘会 みずほ台病院」の公式サイトに掲載されていた鈴木純一先生のプロフィールです。

鈴木純一さんはみずほ台病院で土曜のみ外来を受け付ける勤務医として働いていました。

住所:〒354-0018 埼玉県富士見市西みずほ台2丁目9−5



また主な医師活動としては「医療法人社団慈瑛会理事長 富士見在宅クリニック ふじみ野在宅クリニック会長」として訪問医療に主に力を注いでいました。

住所: 〒354-0035 埼玉県富士見市ふじみ野西1丁目17番地3 ハピネスビルふじみ野 4階-B号室


事件現場は「埼玉県ふじみ野市大井武蔵野1352−37」

事件現場は渡辺宏容疑者の自宅です。

住所:〒356-0054 埼玉県ふじみ野市大井武蔵野1352−37



ふじみ野市立てこもり 事件概要

埼玉県ふじみ野市大井武蔵野の住宅で27日夜に男が散弾銃を持って立てこもった事件で、県警は約11時間後の28日朝、突入に踏み切った。殺人未遂容疑で住人の無職、渡辺宏容疑者(66)を逮捕。人質となった鈴木純一医師(44)は胸を撃たれて死亡した。県警は東入間署に捜査本部を設置し、詳しい経緯を調べている。調べに対し、渡辺容疑者は黙秘しているという。

産経新聞

<事件概要>

  • 立てこもり犯の渡辺宏容疑者(66)の92歳の母親は26日に死亡していて、数年前から鈴木純一医師のクリニックを受診、在宅医療を受けていた
  • 27日は渡辺宏容疑者から呼び出され、鈴木純一医師や男性理学療法士(41)、30代の男性医療相談員ら計7人が渡辺容疑者の自宅を訪れた
  • 27日午後9時15分ごろ「発砲音があった」などと119番通報があった
  • 警察官らが駆け付けると、住宅前で男性理学療法士が胸を撃たれて倒れていた
  • 男性医療相談員も催涙スプレーを吹きかけられて、署に駆け込んだ
  • 渡辺容疑者は医師を人質に立てこもり、捜査員が固定電話を通じ交渉を続けていた
  • 渡辺容疑者は精神的に不安定な様子で、鈴木医師の状況が判然としなかったという
  • 28日朝、突入した捜査員によって渡辺宏容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されたが、人質となっていた医師の鈴木純一さん(44)は散弾銃で胸を撃たれて死亡が確認された
  • 警察は、母の死を巡ってトラブルになった可能性があるとみて調べている
RELATED POST