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高梨沙羅失格も大健闘!スキージャンプ混合団体「大感動映像まとめ」

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7日夜、北京冬季オリンピック(五輪)新種目のスキージャンプ混合団体が行われました。日本女子からは、高梨沙羅(たかなしさら)選手(25)と伊藤有希(いとうゆうき)選手(27)、男子は佐藤幸椰(さとうゆきや)選手(26)と小林陵侑(こばやしりょうゆう)選手(25)が出場。高梨選手のスーツ規定違反というアクシデントを乗り越えながらも4位入賞と大健闘しました。

日本中に大感動を巻き起こしたスキージャンプ混合団体の映像をまとめます。

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高梨沙羅失格も大健闘!スキージャンプ混合団体「大感動映像まとめ」

北京冬季五輪混合団体メンバーは、高梨沙羅選手(左上)、伊藤有希選手(左下)、小林陵侑選手(右上)、佐藤幸椰選手(右下)です。

スキージャンプ混合団体とは?
北京五輪から採用された新種目。ノーマルヒルで実施され、男女2人ずつ、計4人を1チームとします。女子、男子、女子、男子の順でそれぞれ1本ずつ行い、その合計点で争われます。1回目の上位8チームが2回目に進み、計8本の合計点で最終順位が決まります。



高梨沙羅選手1回目/103メートル ※スーツの規定違反で失格

高梨沙羅選手は1回目に103メートルを飛び、124・5ポイントでスロベニアに次ぐ2位と幸先良くスタートしましたが、スーツの規定違反のためポイントは無効となりました。失格を知った高梨選手は顔を覆い号泣していました。

高梨沙羅選手のスーツの規定違反についてですが、太腿周りのスーツが規定より2cm大きかったということが分かりました。ジャンプの際にスーツが大きいと浮力につながるといいます。

スキージャンプ・葛西紀明さんは、「(高梨選手が)痩せちゃって、スーツと体の間隔が空いたのかもしれない。なんとも言えない、聞いてみないと」と話しました。今回の標高1,600メートルの高さや乾燥などによる水分不足などで高梨選手の体重が減少して、規定よりサイズが上回ったということです。

日本テレビの北京五輪中継番組に出演した櫻井翔さんは、高梨沙羅選手のスーツ規定違反について「高梨選手ご自身もびっくりされたと思う」とコメントしました。また、「私もインタビューした時に、高梨選手は、水を飲む量少しでも、体重のことも気にしているとおっしゃってました」と明かし、「スーツ、体重、板のことも細かくご自身も気にしてらっしゃったと思うので、オリンピックということを踏まえても、かなり高梨選手ご自身もびっくりされたと思う」と語りました。

佐藤幸椰選手1回目/99・5メートル

1回目を終えた佐藤幸椰選手は、「何の失格か分からない。いろいろルールがある中で、勝負しての結果。最後1本沙羅ちゃんらしいジャンプをしてほしい。みんなで笑って終われるよう良い準備をします」とインタビューに答えました。

伊藤有希選手1回目/93メートル

伊藤有希選手は93メートルを飛び、「自分が思い描くジャンプを想像して飛ぶことができた。昨日の金メダリスト(小林陵)に望みを託したい」と語っていました。

小林陵侑選手1回目/102・5メートル

日本チームは1回目を終え、高梨沙羅選手がスーツ規定違反での失格を受け103メートルのジャンプが無効になったものの、8位で2回目進出を決めました。

小林陵侑選手は、「僕は変わらずいいパフォーマンスをしようと。2回目、またチャンスがあるのでいいジャンプをしたい」と語りました。


高梨沙羅選手2回目/98・5メートル

高梨沙羅選手は2回目も1番手で登場し、真剣な表情で飛び98.5メートルをマークしましたが、着地直後には涙をこらえるような表情を見せました。

停止すると板を履いたままうずくまって涙を流した高梨沙羅選手。

この後高梨沙羅選手はカメラに向かって5秒ほど深々と頭を下げていました。高梨選手は他に出場種目はなく、この時点で北京五輪の戦いを終えました。

肩を落とす高梨沙羅選手に話しかけていたのは、優勝したスロベニアのニカ・クリジュナル選手です。額を合わせたまま何かを言い聞かせるように高梨選手を励ましていました。

関係者によると、高梨沙羅選手は「自分のせいだ、自分のせいだ」と話していたといいますが、小林陵侑選手、伊藤有希選手、佐藤幸椰選手のメンバーが「大丈夫だから」と励まし、「最後まで飛びます」と決意したことが明かされました。

佐藤幸椰選手2回目/100・5メートル

伊藤有希選手2回目/88メートル

小林陵侑選手2回目/106メートル

男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑選手は、2回目のジャンプで106メートルの意地の大ジャンプを見せました。

小林陵侑選手を見守っていた高梨沙羅選手はその大ジャンプに手を叩いて喜び、胸を押さえながら崩れ落ちるような様子もありました。

記者:「オリンピックの今の感想をお願いします。」
小林陵侑選手:「いやーすごく、波乱のゲームになったんですけど、まぁすごく、いいゲームだったかなと思います。」
2回目のジャンプについて
小林陵侑選手:「いやーもうちょっといけたかな。ハハハ」
記者:「それはどのあたりを感じてそう思われたんですか?」
小林陵侑選手:「もうちょっと粘れば良かったかなと思いつつ。けどまぁいいジャンプでノーマル終われたんで良かったです。」
記者:「8位だったものを4位に持っていった、それ日本の力として非常に大きいと思うんですが、そのあたりはいかがでしょう。」
小林陵侑選手:「いやほんとに、皆すごいですね、あのー、2本目、沙羅もいいジャンプしてましたし、ほんとに、強いなって思います。」
記者:「高梨選手にどんな言葉を掛けたいですか?」
小林陵侑選手:「いやーもう…たくさんはぐしてあげました。」

日本4位の結果を受け項垂れる高梨沙羅選手を優しく抱きかかえる小林陵侑選手。ネット上では「小林陵侑選手かっこよすぎた」「感動しました(号泣)」「ほんまもんのスーパーマン」「小林陵侑選手に惚れた」と話題になりました。

まあ高梨沙羅選手に対しても、「あなたは最高の日本代表だ」「批判なんてありえない」「そんなに自分を責めないで」「もう泣かないで」「国民の心を動かした」「貰い泣きしすぎた」と感動し激励するコメントが多く上がっています。


スキージャンプ混合団体「スーツ規定違反」に各国から怒り爆発

今回のスキージャンプ混合団体で失格となったのは高梨沙羅選手だけではありませんでした。日本を含めて4か国、優勝争いに関係のある強国のトップ選手でしかも女子の選手だけが5人失格となったのは前代未聞だといいます。そのため各国からは怒りと疑問の声が続出しています。

自身も五輪3大会に出場経験のあるドイツのシュテファン・ホルンガッハー監督は、「これはもはやスポーツの精神に反する。完全にクレージー。我々にはなんの説明もなかった」「私にしてみれば、パペットシアター(操られた舞台)のようだ」「シーズンを通して、スーツが問題になっている。ありえないくらい頭にきている。とても理解できないことだ。スーパージャンプだったのに」と失格になった選手を思い激怒しました。

またノルウェーのブラーテン監督は「非常に苦痛。なぜ失格になったのは女の子だけなのか? 残念ながらこの日は我々のスポーツにとって悲しい日だ」と語りました。

昨年2月のW杯では高梨沙羅選手がスーツ違反で失格となり、翌日の試合で優勝するケースがあったといいます。連盟幹部は「実はその2試合でスーツは変えていなかった。結局、人が測定するので多少の誤差が毎日のようにある。そういうことについては(国際スキー連盟の)役員と『ルールをもうちょっとしっかりしろよ』という議論になるけど、難しいところ」と驚くべき舞台裏を明かしました。

2回目のジャンプでスーツ規定違反を受けたシリエ・オプセット(ノルウェー)は、悔しさを滲ませながら「彼らは全く異なる方法でスーツを測定していて、これまでは違う方法で立つように言われた」と証言しました。

選手らに十分な説明が無いまま、全く異なる方法でスーツを測定していたというなら、運営側の不備を咎められても致し方ないでしょう。4年に一度の大舞台に命をかけ日々厳しい練習を続けてきた選手たちの想いを考えると、非常に心が痛みます。


スキージャンプ混合団体 代表選手プロフィール

高梨沙羅(たかなしさら)

  • 生年月日:1996年10月8日
  • 年齢:25歳
  • 出身:北海道上川郡上川町
  • 身長:152cm
  • クラブ:クラレ
  • 冬季オリンピック2大会 (ソチ、平昌) 日本代表
  • 2018年平昌オリンピック銅メダリスト

伊藤有希(いとうゆうき)

  • 生年月日:1994年5月10日
  • 年齢:27歳
  • 出身:北海道上川郡下川町
  • 身長:161cm
  • クラブ:土屋ホーム
  • 冬季オリンピック2大会 (ソチ、平昌) 日本代表

佐藤幸椰 (さとうゆきや)

  • 生年月日:1995年6月19日
  • 年齢:26歳
  • 出身:北海道石狩市
  • 身長:161cm
  • クラブ:雪印メグミルクスキー部

小林陵侑 (こばやしりょうゆう)

  • 生年月日:1996年11月8日
  • 年齢:25歳
  • 出身:岩手県岩手郡松尾村
  • 身長:174cm
  • クラブ:土屋ホームスキー部