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息子殺害上田綾乃の生い立ち「両親亡くしヤングケアラーに」妊娠子育て中も”喫煙”

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神奈川県大和市のアパートで小学校1年生の次男・雄大(ゆうだい)君(当時7歳)の口や鼻を塞ぎ窒息させて殺害したとして、母親の上田綾乃(うえだあやの)容疑者(42)が殺人容疑で逮捕された事件。

上田綾乃容疑者について、家族や学生時代、友人、就職仕事、結婚離婚など関係者証言などにより見えてきた生い立ちについてお伝えします。

上田綾乃二生い立ち「10代で両親を失う」「3人兄弟で弟が2人」

上田綾乃容疑者には雄大くんの他に3人の子供がいて、いずれも幼い頃に死亡していたことや、いずれも搬送時には母親と2人きりだったことが分かっています。

雄大くんのほか3人の実の子の死亡についても関与が疑われる上田綾乃容疑者ですが、いったいどのような生い立ちがあるのか調査しました。

  • 名前:上田綾乃(うえだあやの)
  • 年齢:42歳
  • 住所:神奈川県大和市西鶴間3丁目
  • 職業:派遣社員
  • 容疑:殺人

 

「会えば挨拶をしてくれる落ち着いた雰囲気の子でしたよ。彼女は3人兄弟で弟が2人います。末っ子の男の子とは10歳くらい年が離れていたと思います。綾乃ちゃんは市内の商業高校に進学していましたが、お父さんが勤め先で倒れて急死したんです。その後にお母さんはガンを患い、高校は中退して、自宅で介護しながら綾乃ちゃんがお母さん代わりとなって幼い弟さんのお世話もしていました。

お父さんの病死から2年後にお母さんを亡くし、若くして両親を失った。兄弟で暮らし始めて自宅の庭で花火をしていた時に、木に引火してボヤ騒ぎなどを起こしたこともありましたね。生活はとても大変そうでした」

文春オンライン

文春の記事によると、上田綾乃容疑者の父親は上田容疑者が高校生の時に突然仕事場で倒れたと連絡が入り、そのまま病気により亡くなりました。さらにそのすぐ後には母親の癌が見つかって、上田綾乃容疑者は高校を中退して自宅で介護していたといいますが、母親も父親の死の2年後に亡くなってしまったということです。

また上田綾乃容疑者には弟が2人いて3人兄弟だったことがも分かりました。それも下の弟とは10歳ほど年が離れていたといいますから、上田綾乃容疑者が両親を亡くしてからはまだ小学校低学年の弟の面倒を見ながら生活していたことが分かりました。

「綾乃ちゃんの母親は昔からちょっとヒステリーなところがあって、よく外でも人目を気にせず大きな声で子供たちを叱っている姿を見かけました。またご病気になってからも綾乃ちゃんとなにやら喧嘩しているような言い合っているような声が家からよく聞こえていましたね。」(60代女性)

このように語るのは上田綾乃容疑者の今は無き実家の近くに住んでいて、幼い頃の上田容疑者をよく知っていると話す人物です。

上田綾乃容疑者は周囲の関心を引くために子どもに危害などを加える「代理ミュンヒハウゼン症候群」の可能性を疑われていますが、上田容疑者の母親が「よく外でも人目を気にせず大声で子供を叱っていた」と言う証言には何か通ずる部分を感じました。


上田綾乃生い立ち「高校は商業高校に進学も中退」

文春の記事によると、上田綾乃容疑者は横浜市内の商業高校に進学したと言います。横浜市内の商業学科傾高校を調べると、3つの高校が見つかりました。

  • 神奈川県立商工高等学校
  • 横浜商科大学高等学校
  • 横浜市立横浜商業高等学校

上田綾乃容疑者はこのいずれかの高校に通っていた可能性があります。

「綾乃が高校を中退した後一度会う機会があって、その時に『看護師になりたい』って将来の夢を語っていました。お母さんの介護をするうちに興味を持ったって言ってましたね。」(高校時代の友人)

ガンを患った母親を自宅で介護するうちに「看護師」に目覚め興味を持ち始めたという上田綾乃容疑者。しかし両親を失った後は金銭面や弟らの面倒で高校に戻る余裕も進学する余裕もなく、国家資格が必要な看護師はあきらめざるを得ませんでした。


上田綾乃生い立ち「何でも話せる親友がいなかった」

「綾乃ちゃんは割と明るい性格で、友達もそれなりにいたと思います。本当にごく普通の女の子っていう感じで、特に目立つようなこともなかったですね。ただいつも学校が終わると一人で真っすぐ家に帰ってたなっていうのが印象に残っています。」(中学の同級生)

中学校の同級生と語る人物の証言によると、上田綾乃容疑者は中学時代、特に変わった様子もなくごく普通の子で友達もそれなりにいたということです。ただ友達の関係は浅いもので、放課後に友人らと遊びに出かけたりする様子はなく、上田容疑者には何でも話せる親友が誰もいなかったものと思われます。

そこには父親の病気や母親の厳しさなどが関係していたり、もしくは母親がネグレクトだったために上田綾乃容疑者がヤングケアラーとして弟たちの面倒を見ていたためという可能性も考えられます。


上田綾乃生い立ち「結婚後は弟らと実家で同居」

高校生時代に父親と母親を相次いで亡くしてから、上田綾乃容疑者は年の離れた弟2人と実家で生活をしていました。そしておよそ20年前の2002年に第一子の長男が生後5か月で死亡しているとの報道から、上田容疑者は20歳くらいのころに元夫と出会い結婚、間もなく妊娠し長男を出産したものと考えられます。

「やせ形で若い、おとなしい旦那さんでした。綾乃ちゃんが妊婦のときに『体を冷やさないようにね』って話したら、『そうですね。ありがとうございます』って、その時は幸せそうに見えました。

近所付き合いはあまりなく、ほとんど出歩くことのないご夫婦でしたが、旦那さんが生まれたばかりの長男を抱っこしている姿を一度見掛けて。端整な顔ですごくかわいい子でした」

文春オンライン

結婚当初は子どもも出来てとても幸せそうな若い夫婦像を、当時の近隣住民は目撃していました。

2002年に長男を「ミルク誤えん」のため生後5か月で、長女を「突然死症候群」のため生後1か月で亡くし、その後上田綾乃容疑者と離婚している元夫は取材に応じ、「上田綾乃容疑者は子どもを殺めるような人ではない」「子供たちをさんざんかわいがっていたので、その子たちに何かするというのは考えられない。嘘であって欲しい。」と話しました。


上田綾乃生い立ち「喫煙しながら子育て」

「長男が生まれたときに綾乃ちゃんは『心臓がよくないんです』と話していました。私は綾乃ちゃんがよくタバコを吸っていたので、そのせいかなと思っていました。ベビーカーに乗せて散歩したり可愛がっていましたが、夜泣きを聞いたことがなく、しばらくして『亡くなった』と聞いて、気の毒だなと思いました。

翌年にはまた赤ちゃんが生まれると聞いて、元気な泣き声がもうすぐ聞こえるのかなと思っていたら、生まれた後も静かで。その後に、『また亡くなった』と聞きました。自宅から僧侶の読経が聞こえてきたこともあって、亡くなった子の供養をしているんだと思いました。

2人の死について、綾乃ちゃんからは、直接話を聞けませんでした。子育てに自信を失ったのか、別の原因があったのかはわかりませんが…誰にも相談できなかったのかもしれません」

文春オンライン

実家の近隣住民の証言から、少なくとも第一子出産後上田綾乃容疑者はタバコを吸いながら子育てをしていたことが分かりました。妊娠していながら、そしてまだ小学生の弟らとも同居しながらタバコをよく吸っていたとなると上田容疑者のかなりやんちゃな人間性が窺えます。

また、長男が生まれた時に「この子は心臓の病気がある」と話していたという上田綾乃容疑者。実際そのような事実はなく、上田容疑者は妊娠した時からこの子はこういう運命にして殺そうと、計画していたのかもしれません。あまりにも異常です。


上田綾乃生い立ち「弟2人を残して家出、そして離婚へ」「ペットの犬を庭に埋めたと話す姿も」

神奈川県・大和市の小学1年の次男を殺害した疑いで母親が逮捕された事件で、他に亡くなった3人の子どものうち、長女は生まれた後、病院から自宅に移った2日後に死亡していたことが分かった。

ABEMA TIMES

元夫が「とても可愛がっていた」「葬儀の際にはずっと泣いていた」と証言するほど溺愛していた長男が亡くなった翌年、上田綾乃容疑者は長女を妊娠しました。そしてこの長女についても「突然死症候群」で亡くなったとのことでしたが、なんとこの長女に関しては病院から自宅に移った2日後に死亡していたという新たな事実が判明しました。

「実家から綾乃ちゃんと旦那さんがいなくなってからは、弟さんたちだけになって、家の窓は雨戸で締め切られた状態のままでした。その後、自宅は売却され、取り壊されました。それからは綾乃ちゃんを見掛けることもなく、今回の報道で大和市にいたことを知りました。

今思えばおかしなこともあったんです。飼っていた犬やウサギ、ハムスターが亡くなったあと、『実家の庭に埋めた』と言っていて。今回の事件を知った今思うと、犬を庭に埋めていたこともなんだか怖いなと思いました。

あとは子供を亡くした後も平然としていて、悲しんでいる様子はなかった。なぜだかあのときの表情が忘れられないです」(

――文春オンライン

2人の子供を亡くした後は、上田綾乃容疑者は2人の弟たちを残して実家から姿を消したといいます。元夫ともそれ以上子供を授かることはなくすぐに離婚に至りました。

その後実家については売却されて取り壊されたということですが、近所の住民は上田綾乃容疑者が犬やウサギ、ハムスターなどのペットが亡くなるとみんな庭に埋めたと話す異様な姿を記憶していました。

さらに、元夫は「妻は子どもを亡くしてとても悲しんでいた」と話す一方で近所の住民は「子供を亡くしても悲しむ様子はなく平然としていた」といい、矛盾が生じていることを非常に疑問に思います。もしかしたら元夫は何か真実を隠しているのでしょうか。それとも上田綾乃容疑者をかばっているのか…


上田綾乃生い立ち「50代男性との出会い、そしてまた妊娠」

横浜市の実家を出た後、上田綾乃容疑者は大和市に移り住みます。

〒242-0005 神奈川県大和市西鶴間3丁目7−4 「サン ハイツ」

「50代くらいの男性と一緒に住んでいた。何度か会ったが、男性は姓が(上田とは)違ったと思うので、結婚はしていなかったのでは。20年の夏以降は姿を見なくなった」(近隣住民)

上田綾乃容疑者は大和市で生活するうちにやがて年の離れた50代男性と恋愛関係になり、同居を始めました。そして2012年6月頃、上田容疑者にとって第三子となる雄大君を授かりますが、2人は婚姻届けを出すことはありませんでした。その理由については、生活保護やひとり親の給付金やらの問題か、もしくは男性側に他に妻子があったなど何らかの問題があったのかどちらかでしょう。


上田綾乃生い立ち「職業は派遣社員、仕事は看護助手」

高校を中退し、自宅でガンを患った母親の介護をしているうちに「看護師」になる夢を持ったという上田綾乃容疑者。しかし両親を相次いで亡くした上田容疑者を待ち受けていたのは極貧生活と、ヤングケアラーとして年の離れた弟2人の面倒をたった一人でみるという地獄の毎日でした。

そのため看護師の資格を取ることを断念した上田容疑者でしたが、やはり仕事は看護師に近いことがしたいと思い、派遣社員という立場で資格が必要ない看護助手の仕事をはじめたといいます。

「上田さんは仕事に関してはいつも真面目に取り組んでいて、特に困ることなどは今まで一度もありませんでした。ただ自分の事をあまり周りに話さない方だったので『上田さんって結婚してるのかな』とかはみんな思っていたことだと思います。今回お子さんがいたと知ってとても驚きました。」(勤務先関係者)

看護助手としての勤務態度は真面目で何も問題なかったという上田綾乃容疑者。自分の子供たちに次々と危害を加えていたように、病院に入院している患者さんたちにも何かやらかしていたら…と考えるとゾッとします。


大和市4児死亡事件 概要 

  • <2012年6月>

上田綾乃容疑者が雄大くんを出産。10年ほど前に上田容疑者の長男(当時5カ月)と長女(同1カ月)が相次いで死亡していたことを把握した児相は、大和市と連携して上田容疑者を支援していた。

  • <2012年10月>

雄大くんが心肺停止状態で緊急搬送されるも一命をとりとめる。

  • <2012年11月>~<2015年3月>

虐待の疑いがあったため、児相は施設入所の措置に切り替えて雄大くんを2012年11月~2015年3月まで保護。その後安全が確認されたとして雄大くんは自宅へと戻された。

  • <2015年11月>

上田綾乃容疑者にとって第四子となる男の子(雄大くんの弟)が生まれる。

  • <2017年4月>

三男で雄大くんの弟が当時1歳5か月で自宅内にて死亡。児相は再び雄大くんを保護するも、施設入所については母親が応じなかったため家庭外での一時保護が続いた。その際上田綾乃容疑者は「取られるくらいなら(児相に対して)犯罪をしてもかまわない」と発言し、同居する内縁の男性と共に強く拒否したという。

  • <2018年10月>

横浜家裁が児相の申し立てを却下し、翌11月に一時保護が解除された。児童相談所はその後、13回にわたり、自宅を訪問したという。

  • <2019年8月6日午後>

上田綾乃容疑者自身が午後3時ごろに「(雄大君が)突然胸が痛いと訴え、動かなくなった」と自宅から119番通報。約5分後には救急隊が到着したが、雄大君はすでに心拍も呼吸も止まり、体温は35度を下回っていた。死因は低酸素脳症だった。遺体を調べてみると、外部から圧迫されたような痕跡が複数見られた他、口の中の皮膚が剥がれ、後頭部には皮下出血が確認された。

その後の調べで上田容疑者はその日の朝には周囲に雄大くんの体調の異変について話していたことから、すぐに消防に通報していなかったとみられる。また雄大くんが搬送される際には「ぜんそくの持病がある」と、うその説明をしていたことも分かった。

当時は内縁関係の男性と雄大君と3人で暮らしていたというが、雄大君が体調不良となった時間に自宅には母親の上田容疑者しかいなかった。

  • <2022年2月20日>

当時小学校1年生だった雄大君の口と鼻を塞いで窒息死させたとして、母親の上田綾乃容疑者が殺人容疑で逮捕された。上田容疑者は「何もしていないです」と容疑を否認している。

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